U2plusの歩み
U2plusは、ひとりのうつ当事者の経験から生まれました。メンタルケアが必ずしも当たり前ではなかった時代に、認知行動療法を気軽に実践できる場所を目指してつくられました。
2008
ひとりの経験から
創業者の東藤は、IT業界での過労からうつを経験しました。人と話すのが怖くなり、約1年半の休養を余儀なくされます。回復のために実践できる手段が、通院のほかに乏しいことに悩みました。
構想
認知行動療法を、Webで
効果が報告されている認知行動療法(CBT)を、移動や費用の負担なく続けられる形に。臨床心理士と協働してプログラムを設計し、ビジネスプランコンテストで優勝。事業として動き出します。
立ち上げ
当事者たちで、つくった
臨床心理士をのぞき、メンバーのほとんどが当事者という小さなチーム。「荒れないか」「気分が整うか」を何度も検証しながら開発しました。つらさに引っ張られるのではなく、ポジティブな相互作用に焦点を当てる——U2plusらしい設計は、この時に決まりました。
2011
U2plus(Web版)、公開
誰もが気軽に認知行動療法を始められる場所として、Web版を公開。当事者と専門家のコラボレーションから、U2plusは生まれました。
2015〜
運営主体の継承
2015年に他社さんへ事業が継承されました。当事者会の開催なども加わりながら、U2plusは続いてきました。形を変えながらも、「穏やかでいられる場所」は守られ、2020年からはかいじゅうカンパニーが運営しています。
これまで
広告に頼らず、口コミで
大きなマーケティングをせずとも、必要としている人に、口コミで静かに届いてきました。累計5万人以上が利用しています。
2026
そして、アプリ版へ
Web版の良さはそのままに、より広くセルフケアをしたい人に向けて、アプリ版がはじまりました。これからも、穏やかなつながりの中で、続けていきます。
編集長メッセージ
療養中に、多くの人が同じように苦しんでいることを知って、驚きました。遠い存在だと思っていた病気が、見えていないだけで、広範囲に及んでいた。通院のほかに、回復のために実践できる手段は多くありません。だからこそ、つらさを分かち合うだけでなく、楽しいことやできたことを少しずつ増やしていける——そんなポジティブな方向へ向かえる場所をつくりたいと思いました。
U2plus 編集長・東藤 泰宏