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ガイド 012分

認知行動療法とは

嫌なことがあれば、誰でも気分は落ち込みます。それが何週間も続くかどうかを分けているのは、出来事そのものではなく、そのあとにできる悪循環です。

考えかた・気分・行動は、つながっている

3つはたがいに引っぱり合っています。ひとつが下がると、残りの2つも引きずられる。認知行動療法が着目しているのは、この関係です。

考えかた・気分・行動。3つは時計回りに影響し合う
考えかた・気分・行動。3つは時計回りに影響し合う

たとえば、会議で強く叱られた日。

  1. 「自分は仕事ができない」と考える
  2. 気分が沈む
  3. 人と話すのを避け、誘いを断る
  4. できたことが減り、「やはり自分はダメだ」と考える

4つめが1つめに戻ります。ここで悪循環が閉じます。

きっかけが消えても、悪循環だけが残る

叱られた日から時間がたち、上司がもう何も言わなくなっても、悪循環は回りつづけます。始まりの出来事は終わっているのに、悪循環だけが自分で自分を回している状態です。

きっかけと結果が絡まって、どこが始まりか分からなくなる
きっかけと結果が絡まって、どこが始まりか分からなくなる

※ アプリの中では、この悪循環を「うつのサイクル」と呼んでいます。

性格の問題ではない

悲観的に考えるクセがつくこと。楽しみを与えてくれる活動が減ること。この2つがそろうと、落ち込みから抜け出しにくくなります。意志の強さや性格ではなく、悪循環の形の問題です。

気分に、直接は手が届かない

「元気を出そう」と思って元気が出るなら苦労はありません。気分は、何かをした結果として動きます。だから手をつけるのは、残りの2か所です。

出口は2つ。考えかたと、行動
出口は2つ。考えかたと、行動

行動からほどく ─ できた

落ち込むと、楽しめていたことができなくなります。すると気分を上向かせる体験が減り、「自分には何もない」という考えが強まる。ここを逆に回すために、小さくても動けたことを1日ひとつ記録します。

大きさは問わない。数を置いていく
大きさは問わない。数を置いていく

考えかたからほどく ─ 別の見方

反射的に浮かんだ考えを、事実に照らして見直します。その考えを打ち消すのではなく、同じ状況に対する別の見方を、もうひとつ隣に置く。それだけで気分の重さが変わります。

ほどくというより、別の筋を1本足す
ほどくというより、別の筋を1本足す

先に、自分の悪循環の形を知る ─ 状況整理

悪循環の回りかたは人によって違います。どんな状況から始まり、どんな考えが浮かび、何をやめてしまうのか。いちど書き出しておくと、次に落ち込んだとき、自分がどこにいるか分かります。

3つの使い分け

毎日
できた

今日できたこと・楽しめたことを、ひとつ

月に1度
状況整理

落ち込むパターンを、4つの問いで

いやなことがあった日
別の見方

その日の考えに、別の見方をひとつ

※ アプリの画面では、できた=「FunCan」、状況整理=「U2サイクル」、別の見方=「コラム」と表示されています。

このガイドの要点

ガイド一覧01 認知行動療法とは02 できた03 状況整理04 別の見方05 続けかたと約束
一覧
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