別の見方 ─ こわばった考えをほどく
いやなことがあった日に、そのとき浮かんだ考えを書き出し、別の見方をもうひとつ置きます。認知再構成(コラム法)にあたります。
どこにあるか
下のタブの、左から3番目、「コラム」と表示されているところです。
自分で書くのは、はじめの2つだけ
「状況」と「そのとき浮かんだ考え」。ここから先は、AIが出した候補から選んでいきます。自由記述が続かない日でも、最後まで進めます。
感情は、候補から選ぶ
書いた文をAIが読んで、当てはまりそうな感情を言葉にして並べます。しっくりくるものを選ぶだけ。複数選べます。ぴんと来なければ、別の言葉を出し直せます。
考えのクセも、候補から選ぶ
その考えに含まれていそうなクセを、AIが説明つきで並べます。1つ選ぶと、今度は別の見方の候補が出てきます。ここも選ぶだけです。
考えを打ち消すのではない
「そんなことはない」と否定するのではありません。同じ状況に対する別の見方を、もうひとつ隣に置く。考えの数が増えると、ひとつの考えが持っていた重さが下がります。

つまずくのは、考えと気分の混ざり
考えは、頭に浮かぶ文です。漫画の吹き出しに入るセリフをイメージしてください。気分は、ひとことで書ける単語です。
さきほどの、復職して最初の週の記録で見てみます。
状況 復職して最初の週。3日目の会議で、一度も発言できなかった。
考え やっぱり前みたいには戻れない。周りは気を遣っている。情けない気持ちでいっぱい。不安でたまらない。
気分 もう前の自分には戻れないと思う 8 / 迷惑をかけていると思う 9
気分の欄に、文が入っています。「もう前の自分には戻れないと思う」は単語ではなく、頭に浮かんだ文です。
状況 復職して最初の週。3日目の会議で、一度も発言できなかった。
考え やっぱり前みたいには戻れない。周りは気を遣っている。もう前の自分には戻れない。迷惑をかけている。
気分 情けない 8 / 不安 9
文は考えの欄へ、単語は気分の欄へ。入れ替えただけですが、「こう考えているから、こういう気分になっている」という関係が読めるようになりました。AIが感情の候補を出すのは、この分けかたを肩代わりするためです。

別の見方 「前みたい」に戻ることが、復職の条件ではない。3日目で会議に出られている。発言は、慣れてからでも間に合う。
気分 情けない 5 / 不安 6
気分の数字が少し下がりました。ゼロにはなりません。考えかたの幅が増えると、気分もその分だけ動く、という程度のことです。
出てこない日は
- 状況と考えだけ書いて、その日は閉じる
- 「別の見方を書こうとした」を、できたに1つ記録する
- 一晩おいて、翌日もう一度ひらく
- これまでに書いた別の見方から、ヒントを探す
途中でやめても、書きかけは端末に残ります。次に開いたところから続けられます。何度でも書き直せます。
ためると、クセが見えてくる
書きためると、自分の考えかたのクセに気づきやすくなります。以前書いた別の見方は、次に似た状況が来たときそのまま使えます。以前の記録と今の記録を並べると、変化も見えます。

このガイドの要点
- 自由記述は「状況」と「考え」の2つだけ。あとはAIの候補から選ぶ
- 考え=文、気分=ひとことの単語。気分の欄に文が入っていたら考えの欄へ移す
- 考えを打ち消すのではなく、別の見方をもうひとつ隣に置く